Z7ファーストインプレッション


7月14日にヨドバシカメラマルチメディア札幌で実機展示が開始された。Nikon Z7触れてきましたので、簡単なレポートを書きたいと思います。


【ボディー】

筐体の作りは非常にしっかりとしていて、Nikonの伝統的なソリッド感が感じられて安心して使えると感じまして。ボタンやダイヤルもきちんとクリック感があり、総じて普段Nikonを使用しているなら違和感がないフィーリングだと思います。


グリップもソニーのαシリーズのように小指があまることもなくホールド感は上々です。若干ダイヤルのクリック感に粘りが無いような感じも受けましたが、ここは気になるほどではないでしょう。


【EVF】

撮影する時に気になるEVFの見え方ですが、見た感じ色味や解像度は従来の光学ファインダーとそれほど大きなギャップはないように思いました。ただ、左右に激しく降ると微妙な遅延を感じます。これは今のEVF搭載機ではみなそうなので、真にOVFを超えるのは次世代をまつ必要があるかもしれません。常に動体を追うのでなければ、特に問題はないと思います。


ちょっと見にくいですが(一眼カメラでEVF撮影って難しい・・・)、こんな感じです。


【AF】

AFのスピードに関しては、一眼レフのそれとはちょっと感覚が違う感じです。遅くはないですが、一眼レフカメラが「スパッ」対象にフォーカスが合うのと比べて、「スー」という滑る感じで合焦していきます。これは人によって好みが分かれる部分かもしれません。


今回は試すことができなかったのですが、個人的には暗い環境で(ロウソクのみの光とか)どの程度のパフォーマンスなのかが気になるところですね。


【タッチパネル(メニュー周り)】

ソニーのαシリーズでは、タッチパネルモニター搭載でもメニューの選択や遷移はできないのですが、Z7はスマートフォンの画面のように普通に操作が可能でした。タッチパネル全盛の時代を考えると、自然な流れですね。


どんな感じなのか動画を撮ってきたので確認頂ければと。


【まとめ】

Z7は、さすが長年のカメラ開発ノウハウで、「Nikonのカメラ」感があるボディーの作りでした。そういったフィジカルな部分は非常に好感が持てました。


ただ、ミラーレスカメラは、同時にソフト面(EVFやタッチパネル、コントラストAFの作り込み等)が今まで以上に重要な要素になってくると思います。その部分をNikonが今後どうブラッシュアップしてライバルと争っていくのか注目ですね。


プロフォトグラファー目線で見ると、シャッター後のプラックアウトの時間の長さが非常に気になりました。Nikonにとってのフルサイズミラーレス第一号なので、今後に期待ですね。

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